「残業が多くて、妻だけに子育てを任せてしまっている」
「子供の成長を見守れない」
「家族と過ごす時間がほしい」
仕事が忙しく子育てに参加できないために、こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
妻の負担を減らし、家族の時間を増やすためには、条件の良い会社に転職することがベストな選択肢です。
今の仕事をしていても生活は成り立っているので、子育てを理由に転職すべきかもわかりません。
また、子育てを理由に退職し、転職することは可能なのか、判断ができません。
迷ってしまい結局転職ができないまま、ズルズルと今の仕事を続けてしまいます。
本記事では、
・家族のために転職はすべき
・子育てを理由に転職できるのか
・子育てのために父親が転職する際に重視するポイント
について解説します。
子育てを理由にこんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
子育てにかける時間を増やして、子供の成長を見守りましょう!
目次
家族のために転職すべき

家族のためにも、転職はするべきです。
労働条件の悪い会社で働き続けたら、あなたにも悪い影響が出ますし、家族の負担も増えます。
転職すべきな理由を2つご紹介します。
残業・休日出勤を減らすため
残業や休日出勤が多ければ、子育てに割く時間が取れないため、ほとんど奥さんが子どもの世話をすることになります。
もし隙間で時間を見つけられたとしても、仕事の疲れで子育てどころではないはずです。
夫が子育てに参加できないと、奥さんの負担が増えてしまいます。
奥さんは、掃除や洗濯・料理をしながら、子どもを寝かしつけたりご飯をあげたりなどのマルチタスクを一人で行わなければなりません。
目を離した隙に子どもが危険な状態になってしまうかもしれないので、頻繁に子どもの状態を確認する必要があります。
常に気を張っていなければならないので、体力面だけでなく精神面も疲弊していきます。
また、忙しければ子どもの成長を見守れません。
父親として、子どもに教えることはたくさんあります。
後になって、子どもの成長を助けられなかったという事実が、後悔として自分にのしかかるでしょう。
ユニセフの調査によると、子育てに積極的な父親の元で育った子どもは元気で賢くなり、就学後も学業成績がよくなるとのことです。
男性の育児参加は、子育てに重要な事柄だと言えます。
仕事が忙しく、子育てに参加することができなければ、奥さんにも子どもにも、自分にも悪影響になってしまいます。
転勤を避けるため
会社から辞令がでて、急に転勤が決まってしまうなんてことはよくあることです。
転勤の多い職場だと、家族にかなりの負担を強いてしまいます。
転勤を理由に単身赴任して、家族を支えることができなくなってしまうのはもちろん大きな負担です。
奥さんは完全に一人で育児をしなければならないので、心身ともに疲労が溜まっていきます。
そんな奥さんの状況を知っている夫も、心配がゆえに間違いなく仕事に影響が出てしまうでしょう。
子どもの立場からしても、父親が家におらず、いつも疲れ切っている母親との生活が、良いものではないことは明らかです。
反対に、家族を連れて行くことになったとしても、負担をかけてしまいます。
転勤先の環境が家族に合わなければ、奥さんも子供もストレスを溜めていきます。
転勤が多ければ、奥さんもなかなか仕事に就けませんし、子どももその都度転園・転校しなければならないので、家族に多大な迷惑をかけてしまいます。
転勤がない職場を選べば、移動の手間もなく、家族と円満な関係を築くことができるでしょう。
子育てを理由に転職できるのか

子育てのために転職はするべきだとわかりましたが、子育てが転職の理由として通用するのかは気になるところです。
子育てを理由に転職活動をしているにも関わらず、それが原因で落とされてはなんの意味もありません。
結論から言えば、子育てを理由に転職はできます。
その理由を述べていきます。
育休を推奨する企業が増えている
子育てのを理由とした転職ができる理由として、育児休暇を推奨する企業が増えていることが挙げられます。
なぜ増えているかというと、社会全体が子育て支援に動くようになったからです。
人口が減ったことによる労働力不足を解決するために、2019年4月から働き方改革関連法が適用されました。
働き方改革の一つとして、子どもを産みやすく育てやすい環境を作るべく、従来の働き方を見直すことが挙げられています。
労働者が子育てをする時間を作るための動きを、政府が主導して行なっているのです。
それを証拠に、2021年度から子育て環境整備の一環として、社員の育児休暇取得に積極的な中小企業に、最大50万円を助成する補助制度が創設される予定です。
こうした社会の動きに伴い、育児休暇を取ることを推奨する企業が増えてきています。
育児に理解のある企業が増えたので、子育てを理由に転職できるのです。
テレワーク推奨の企業が増えている
新型コロナウイルスの影響もあり、テレワークや在宅ワークなどを推奨する企業が増えています。
テレワークという新しい働き方は、子育てにうってつけの働き方と言えます。
通常のオフィス勤務とは異なり、家にいながらも仕事ができるテレワーク。
出勤などの移動時間もかからないので、仕事と子育て両方の時間も増えます。
保育園の送り迎えや、一緒に朝食と夕食、寝かしつけもできるなど、子どもの面倒を見れる時間を確保できます。
子供の様子を近くで確認できるので、奥さんの育児ストレスの軽減などの精神的ゆとりにもつながります。
子育てなど家の仕事や家族との時間を重視することが可能です。
育児にうってつけの働き方であるテレワークを推奨する企業が増えたので、子育てを理由に転職をするのは可能と言えるでしょう。
子育てのために父親が転職する際に重視するポイント

子育てを理由に転職活動をしていたのに、いざ転職してみた会社が全く子育てに適していなかったら、元も子もありません。
転職のために重視するポイントを解説します。
最低限、家族を養える
いくら家族との時間を増やしても、養うだけのお金がなければ意味がありません。
休日出勤や残業が減るので、収入は確実に減ります。
家庭の支出を抑えられる範囲で、十分な給料がもらえる会社を選びましょう。
働き方改革に取り組んでいる会社を選ぶ
働き方改革に熱心な会社は、残業の削減や子育て支援にも積極的で、会社の雰囲気的にもワークライフバランスを大事にする空気が流れています。
子育てを理由に転職をする男性にも理解を示してくれるはずです。
子育てと仕事の両方がバランスのいい仕事を選ぶ
子育てを理由に転職するからといって、仕事をないがしろにしてもいいわけではありません。
むしろ今後子どもを育てていくために、お金や人生経験値などを蓄えて、しっかりとしたキャリアを歩む必要があります。
残業をしなくても、生産性を上げて、効率的に時間を使ってクオリティの高い仕事をしている会社員は大勢います。
子育て、仕事の両方がプラスになる仕事を探しましょう。
まとめ
今回は
・家族のために転職はすべき
・子育てを理由に転職できるのか
・子育てのために父親が転職する際に重視するポイント
について解説しました。
家族の時間を増やすためには、環境の良い職場に転職することが大切です。
納得のできる転職をして、充実した子育てをしましょう。