親子で楽しめる!知育玩具マグフォーマーのメリット・デメリット【徹底レビュー】

おもちゃ

子育て支援センターや幼稚園・保育園などで定番の知育玩具「マグフォーマー」をご存じですか。


プラスチック製の図形の枠のなかに、強力な磁石が入っているピースをくっつけて、作品を作って遊びます。
ブロックとはまた違う楽しさで、子供が夢中になる魅力たっぷりのおもちゃです。

この記事では、実際に遊んでみた体験をもとに、マグフォーマーのメリット・デメリット、また、類似商品との比較をまとめてみました。

マグフォーマーのおすすめセットを知りたい方はマグフォーマーおすすめセット5選。選び方のポイントもご紹介!の記事も合わせてご覧ください。

マグフォーマーを徹底解説

ここでは、マグフォーマーとは「どんなおもちゃ?」「どこで買えるの?」を徹底的に解説します。

・マグフォーマーってどんなおもちゃ?

枠のなかに入っている磁石の力で、ピース同士をくっつけたり、立体を作ったりして遊べる知育玩具です。
磁石の力は結構強く、簡単に立体的な作品を作ることができます。

公式サイトのキャッチコピーは「数学センスを育む図形遊び」

対象年齢は3歳~99歳と書かれています。
けれども、ベーシックなシリーズに入っているピースは、誤飲の可能性もないぐらい大きく、安全なおもちゃなので、1歳や2歳の下のきょうだいにも危険が少なく、安心して一緒に遊ばせることができます。

・どこで買えるの?

日本では、正規品のマグフォーマーの取り扱いはボーネルンドが正規輸入代理店です。
実物を見て、試してみてから買いたいという方は、デパートやショッピングモールのボーネルンドに行かれることをおすすめします。
また、インターネットでは、ボーネルンド公式ショップとアマゾン内のボーネルンドショップ、また同社と取引をしているインターネットショップでも正規品を取り扱っています。

マグフォーマーの知育効果

マグフォーマーは、世界の多くの国で愛されている知育玩具と言われています。
マグフォーマーで遊ぶと、どのような知育効果があるのでしょうか?

2~3歳ごろの使いはじめは、つなげたピースの形を認識して図形の基本を覚えます。
また、ピースの色も両面で全8色あり、色に対しても豊かなセンスが育つことでしょう。

そして、だんだん立体作品を作れるようになると、2次元の展開図を見て、3次元で再現することができるようになります。
そこから、空間把握力・想像力・創造力を養うことが出来ます

自分のアイデアをオリジナル作品に取り入れ、完成したときの喜びから、成功体験や自信にもつながります。
繰り返し遊んで行くなかで、図形への理解が進み、数学的センスが楽しみながら身につきます

マグフォーマーと他の類似品との比較

マグフォーマーのように磁石でくっつく知育玩具は、人気があるので、様々な類似品が販売されています。
主なものはマグフォーマーと同じ、枠だけのピースが主なものと、プレートのなかに磁石が入っているタイプがあります。
どのようなものがあるのか、比較してみました。

・フレームタイプ

マグフォーマーと見た目がほぼ同じで価格の安い、いわゆる「廉価版」で、互換性があるものがほとんどです。

主な商品は…

・車のタイヤパーツがついている「QuadPro」
・磁石の強さが2種類から選べる「HannaBlock」
・レゴに似た人形や家の壁など、マグフォーマーにはないパーツがたくさん入っている「iKing」

それぞれ、特徴的で種類も豊富です。

でも、拡張パーツがたくさん入っていたり、磁石の力が強かったり弱かったり、対象年齢が高めという印象です。
やはり、3歳ごろの子供や、初めて遊ぶなら、磁力の強さとパーツの種類から、マグフォーマーが一番使い勝手が良いでしょう。

そして、価格が1番高く、日本では1番メジャーなこともあり、パッケージデザインや説明書に1番高級感があるのもマグフォーマーです。


類似品は、磁力の強弱が極端だったり、破損品など不良品に当たるリスクなどの、品質のバラツキが心配点でもあります。


それでも類似品を購入したい場合、通販のクチコミをチェックしてください。

お祝いであげるなら、「高級感」や「本物感」の印象から考えて、断然、マグフォーマーをおすすめします。

・プレートタイプ

プレートのなかに磁石が入っている「プレートタイプ」は、マグフォーマーをはじめとするフレームタイプとは、コンセプトが違います。

「ピタゴラス」は日本で開発された知育玩具で、対象年齢1歳半~です。
磁力が弱く、マグフォーマーとは互換性はありません。

「Magna-Tiles」はアメリカ版のピタゴラスです。
マグフォーマーとの互換性がありますが、磁力は弱いです。
半透明なプレートがステンドグラスのように美しいのが特徴でもあります。

「面」をくっつけて遊ぶので、平面遊びがしやすく、立体にも変化しやすいという特徴があります。
また、セットのなかに入っているのが、正方形、正三角形、二等辺三角形など、基本的な図形の割合が多く、小学校低学年で習う図形を視覚的に覚えやすいという知育効果があります。

マグフォーマーとピタゴラスの違いは、様々な形を使って、アイデアを立体作品にし、想像力を養うならマグフォーマーがおすすめ1番大切な図形の基礎を身に付けたいのならピタゴラスがおすすめだと言えます。

マグフォーマーのレビューやメリット・デメリット

ここでは、実際にお友達や親子でマグフォーマーで遊んでみた体験から感じた、レビューやメリット・デメリットを紹介します。

・レビュー

4歳と2歳の娘の通う保育園や、我が家や、仲良しのお友達の家にもマグフォーマーがあります。
娘はマグフォーマーが大好きで、よくお友達と一緒に遊んでいます。
私の友達の通っている幼稚園では預かり保育のときにだけ遊べる特別なおもちゃで、そのために子供が預かり保育に行きたいと所望しているみたいです。

パーツがたくさんあると、取り合いにならずに大人数でも一緒に仲良く遊ぶことができます。
また、少し年上のお友達と一緒に遊ぶことで、想像力豊かで、複雑な形の作品を見て刺激を受け、子供自身の想像力も高まり、大人もびっくりするような発想で面白い作品を作っていたりしました。
      
ボーネルンドのお店や、我が家や、お友達のお家で、親子で遊んでみました。
「カチッ」という音を立てながら、軽快にくっつくのが、純粋に楽しかったのが第一印象です。
展開図を見ながら、パズルのように一緒に組み立てると、意外と頭を働かせることになり、大人の「脳トレ」にもなりました。

マグフォーマーは、1人でも、親子で、兄弟で、友達同士でも、複数人で遊ぶことができるのも特徴です。
娘は、親が飽きても、まだ黙々と1人で遊んでいたときもあり、「創造」のスイッチが入ったら、集中して長時間遊べるおもちゃだと感じました。

そしてマグフォーマーを1番楽しめる年齢は、3~6歳かなという印象です
また、ベーシックセットだけでなくいろんな種類のパーツが入った「クリエイティブシリーズ 」、ごっこ遊びができるパーツが入った「イマジネーションシリーズ」などの拡張セットもあり、それを使えば、遊びの幅も広がり、小学生も十分楽しめますよ。

・メリット

これまで、マグフォーマーのレビューや類似品との違いを書いてきたなかでの、メリットをまとめてみました。

対象年齢が広く、3歳~99歳と書いてあるだけに、幼児だけでなく小学生でも、大人でも楽しく遊ぶことができます。


また、誤飲の危険も少なく、1歳や2歳の兄弟でも、磁石でつながる感覚遊びを楽しむことができます。

長期間、飽きずに遊ぶことができるので、いろんなおもちゃを買い与えるよりも、結局、コストパフォーマンスが良いかもしれません。


そして、知育面では、図形の基礎が身につきます
例えば、三角形を2個くっつけると、大きな三角形になる場合と四角形になる場合があることや、頂点同士を6個くっつけると六角形になる、というようなことも遊びの中で学べます。

さらに、積み木やブロックに比べると、収納がコンパクトで、お片付けも全部くっつけて、箱や収納家具に入れるだけなので簡単です
形を崩すときブロックと違い、上から押しつぶすだけで崩れるので、簡単・爽快で、片づけるときまで楽しく、遊び感覚が続きます。

・デメリット

ずばり、値段が高いことです。


廉価版の類似品に比べたら、1ピース当たりの値段は5倍ぐらい違う場合もあります。
もしハマらなかったらのリスクを考えると、結構な出費です。
最初は少ないピース数のベーシックセットから購入するのがよいでしょう。

もうひとつ、地味なデメリットですが、ピースが薄く、棚やテレビ台の下のすきまに入り込んでしまうことがあります。
ある日、掃除のときに動かしたテレビ台の下から発掘されることも…。

まとめ

低年齢から充分に遊べ、数学的思考を養うことができる知育玩具、マグフォーマー。
カラフルでパッを目を引くビジュアルも、小さい子供には魅力的です。
お誕生日に、クリスマスに、楽しみながら学べる「本物の知育」をプレゼントするのはいかがですか。