【徹底レビュー】アクアビーズは何歳から遊べるの? 初めて買うならこのセット

おもちゃ

「水でくっつくふしぎなビーズ」というキャッチフレーズのテレビCMがよく流れている「アクアビーズ」
我が家の子どもたちがこの夏「おうち時間」を過ごせたのはアクアビーズのおかげでもあります。

アクアビーズは専用の材料を使って遊びながら何かを作る「メイキングトイ」と呼ばれる種類のおもちゃです。

ちょうど小学校入学前~低学年頃の女の子が最初に挑戦する小さなパーツのおもちゃとしても人気で、幼稚園ママからも

「テレビのCMでよく見かけるアクアビーズ、実際はどんなもの?」
「こどもがアクアビーズが欲しいって言ってるけど難しくないの?」
「おもちゃ売り場に種類がいっぱいありすぎて…初めて買うならどれがいいの?」

という話題がよく出ます。


我が家では購入から数年が経っても、いまだによく遊んでいる息の長いおもちゃのうちの一つで、作った作品はおよそ150個!

そこで今回は「アクアビーズは実際に何歳頃から遊べるのか?」「初めて買うならどれがいいのか?」にスポットを当てて、実際に遊んだレビューを紹介します。

アクアビーズってとんなおもちゃ?

水でくっつくビーズを使う「メイキングトイ」

アクアビーズは有名玩具メーカーの「エポック社」が販売元で、2004年の発売から15年以上メイキングトイのラインキングで上位に入っている人気商品です。

カラフルなビーズを専用の下の透けるトレイの上に並べて形を作り、少量の水をかけるとビーズの周りに塗られている接着剤が溶けてビーズ同士がくっつきます。
水で溶けた接着剤が乾くと固まって作品が完成するという仕組みです。

似た種類のおもちゃでアイロンビーズも人気ですが、アイロンビーズはアイロンの熱でくっつける必要があり、最後の仕上げは大人がやらなければいけません。

それに対して、アクアビーズは水だけしか使わないので危険も少なく、慣れれば子どもだけで遊べるというのも人気の理由でもあります。

イラストシートで簡単に見本通りの作品ができる

アクアビーズはビーズをトレイに並べることさえできれば、誰でも簡単に可愛い作品を作ることができます。

その秘密はビーズを並べるときに使う専用のトレイと、その下に敷くお手本となるイラストシート。
トレイのビーズを並べる穴にピッタリと重なる原寸大のサイズで、イラストシート通りにビーズを並べるだけで可愛いキャラクターや動物、スイーツなどの作品が完成します。

慣れればオリジナルや立体作品も

イラストシートのお手本通り作ることはもちろん、子どもの自由な発想力でオリジナル作品に挑戦する遊び方もあります。

5歳の娘もお手本の色違いを作るところから始まり、最近は自由な色使いで作品を作っていて、その発想力に驚かされるなんてことも!

またビーズを何層も重ねて、立体的な作品を作ることもできます。

親子で協力して作品作りに挑んだり、小学生の夏休みの工作にアクアビーズを使った作品を出したりと、幼児から大人までそれぞれの楽しみ方ができるのも人気の理由だと言えるでしょう。

実際は何歳から楽しめるの?

対象年齢は6歳

アクアビーズのパッケージには対象年齢6歳以上と明記されています。

1枚のイラストシートで1作品のような大きな作品や平面のビーズを重ねて作る立体作品を作るには、6歳以上でないと難しいからでしょう。

確かに娘が4歳半で初めて遊んだときは、つきっきりでサポートが必要でした。
5歳になっても最初のイラストシートを見やすく重ねるところや、最後の水を適量かけて仕上げる工程は難しそうだったので、全て一人でやり切るにはやはり6歳前後にならないと感じました。

4歳半~5歳でも楽しめる

けれども、実際には4歳半頃から作品を作ることは可能です。
使用するビーズが20個前後の小さな作品なら、4歳過ぎでも完成させることはできました。

ただし前述のイラストシートのセット、水をかける工程やビーズを置き間違えた場合の修正なども子どもにはかなり難しいので、やはり常にサポートができる状態で挑むことをおすすめします

購入して良かった点と注意点

良かった点

アクアビーズを実際に購入して良かったと実感したのは、

  • 時間つぶしになる
  • 知育玩具としてもじゅうぶんの役目
  • 手先が器用になる
  • 集中力が身につく

の4つです。

特に最近はおうち時間が多く、子どもが家で暇を持て余しがち…そんなときにアクアビーズは大活躍でした。

細かいビーズを狙った所に置くという作業は必然的に手先を使うことになり、集中力が養われます

また、ペンを使って机に向かうという小学校での生活に必要な姿勢が遊びながら身につくというのもメリットでしょう。

アクアビーズ公式サイトにも集中力の他に「創意工夫」「色彩感覚」「達成感」の効果があると明記されており、筆者も知育玩具としての役割はじゅうぶんにあるように感じました。

注意点

逆に購入する前にこれだけは知っておいていただきたい注意点もあります。

  • 水濡れ厳禁
  • 再利用は難しい
  • 買い足しは必至

「水でくっつく」という最大の特徴は逆に「水に弱い」という弱点でもあります。

作品が水に濡れてしまうと、接着剤が溶けてドロドロになり、最悪の場合はビーズがバラバラに分解してしまうこともあります。
ひもやチェーンなどを付けてキーホルダーやチャームにする場合も、雨などがかからないように注意が必要です。

また、一度使用したビーズを分解して再利用することはほぼ不可能です。

基本的にビーズは1回使い切りのものとして考えた方が良いでしょう。

つまり気に入って遊べば遊ぶほど、ビーズを消費します。
そうなると初めて買ったセットに入ってるビーズだけでは足りなくなり、追加購入は避けられません。

初めて購入するならこのセットがおすすめ

アクアビーズの商品は現在2021年8月現在で公式サイトに紹介されているもので170種類以上

どれを選べばいいのかわからない方も多いでしょう。

遊ぶのに最低限必要な道具は、上の写真の①ビーズ、②専用トレイ、③イラストシート、④霧吹きです。

他にビーズを色ごとに分けて⑤収納できるケース、⑥専用ペンはあると便利なので、これらが入っている商品を選ぶと購入してすぐに遊ぶことができます。

ここでは、これを選べば失敗がないおすすめのセットを紹介します。

はじめてのアクアビーズ

「どれにしようか決められない」「初めてなので何もかもわからない」という方はこの「はじめてのアクアビーズ」がおすすめ。

ビーズと道具をまとめて収納できるケース、24色のビーズが合計1200個、蓋と一体型の専用トレイ、ビーズを置き間違えたときにピンポイントで摘まんで修正できる機能のついた「Wアクアビーズペン」、イラストシートなどのアクアビーズで遊ぶのに必要で便利な道具が全て揃った、まさに初めてアクアビーズで遊ぶお子さんにピッタリのセットです。

価格は量販店やインターネットで、2,500円前後です。

我が家も最初に買ったのはリニューアル前のこの商品でした。

初心者向けということもあり、イラストシートには置くビーズの数が少ない作品もたくさん載っていて、初めて挑戦する当時4歳の娘でも簡単に作ることができたというのも良いところです。

キャラクタースタンダードセット

6歳前後で好きなキャラクターを作ってみたい!という場合におすすめしたいのが収納ケース付きの「スタンダードセット」です。

「すみっコぐらし」「サンリオ」「ディズニープリンセス」「鬼滅の刃」などが人気です。
こちら実売価格も「はじめてのアクアビーズ」と同じぐらいの2,500円前後です。

商品名に「キャラクター名+スタンダードセット」と書いてあるものは、必要な道具と、あると便利な道具が入っています

しかし商品名がキャラクターによって細かく違うので、初めて買う場合は必ず商品の箱のセット内容を確認してケース付きのセットを買ってくださいね。

逆に小さめのパッケージでケースの写真がなく、「キャラクターセット」という商品名のものはビーズとイラストシートしか入っていない追加購入用のセットですので、気を付けてください。

他の商品ラインナップも豊富

ビーズやイラストシートを買い足したい場合は、ビーズやイラストシートだけの単品、前述のビーズとキャラクターのイラストシートがセットになった商品など、豊富なラインナップから欲しい商品を買い足すことができます。

ビーズは足りない色、欲しい色だけ約400個入りの単色から、40種類のビーズが合計5,000個も入った「5000ビーズバケツセット」まであるので予算やどのビーズが欲しいかを考えて選ぶと失敗しません

幼児から大人まで遊べるアクアビーズは知育にも役に立つおもちゃ

アクアビーズは大人のサポートありでは4歳半ごろから、一人で楽しむなら年長さんごろから遊べるおもちゃです。

基本的にはお手本通りにビーズを並べるという単純作業ですが、意外と集中でき、完成したときの達成感から子どもの発達を促す知育効果もあると感じました。

イラストシートはアクアビーズの公式サイトから無料でダウンロードもできたり、上級者はオリジナルや立体作品に挑戦できたりと、実は大人も楽しむことができるぐらいと奥が深いので、親子で楽しむのもおすすめです。